これは事件です!シニアの引越し

シニアのこだわりNO2【住む場所】

どこに住みたいか? 75歳の選択!
写真で見えるのは、鳥取県の名峰「大山」(1711m)の北壁、
中央の大きな岩壁が「屏風岩」と呼ばれ、昔のロッククライムのルートだった。

この「大山の見える場所に住みたい」と決断し、実行した山岳部の先輩のお話です。
実家を処分し、自宅を処分し、墓仕舞いをし、引っ越した。二人の娘さんも自由に生きろと。
住む場所を変わるというのは、すべての環境が変わるし、人間関係もリセットされる。
仕事は自営のエンジニアを続けながら、引っ越す。
この決断は、事件でした。

シニアの生き方は過去から続いていた
医大で放射線技術のサラリーマンをし、必要性がなくなったと判断したらスパッとやめた。
次に始めたのは、陶芸プロ用の焼物窯の製造だった。
陶芸家の思う色がでない悩みを聞いて、焼物窯の中で起こっている「酸化と還元」をコントロールする電気焼物窯を作った。成功して納品先の備前焼きの陶芸家さんは人間国宝にもなったという。
でも、一才宣伝はしない。
次に作ったのが、酒造メーカーの腐造の悩みを解決する「火当て機」だった。日本酒は蔵で作った時は抜群に美味しい。でも、熱で酵母を殺す工程(火当て)で風味を壊すし、酵母が残れば発酵が進み腐造となる。酒造メーカーが一番恐る現象だ。
作ったのは「低温殺菌式の火当て機」、牛乳の低温殺菌と同じ原理で、酵母が死ぬ温度になるようムラにならないパイプ式にし、必要以上の高温にはしない。確実に酵母を殺菌し、風味を残すという原理だ。納品先の酒造メーカーさんは日本酒鑑評会で連続金賞を受賞する蔵になった。
でも、一才宣伝はしない。
理由は「その企業のノウハウを犯すことになるから」

じゃぁ、次の発注が入らないじゃないですか?
「それが、不思議なもので、宣伝しなくても注文が入るんだ。」
「酒造組合なんかで、飲み会があるだろう。そしたら、社長が口を滑らせてしまうらしいんだ。
それに、急に金賞を取るようになると注目されているみたいなんだな」
陶芸用の焼物窯も同じような状況らしい。

メーカーは何故できないの?
陶芸用焼物窯もメーカーが作っているでしょう?どうしてできなかったの?
「メーカーは作る側の発想だから、
 例えば、メーカーの焼物窯は上部の蓋には電熱線は入っていない。
 そして、製造しやすく出し入れしやすい長方形だ。」
「私が作る焼物窯は、熱効率を優先して、正立方体だし、蓋にも熱源を入れている。
つまり、上下左右前後から均等に加熱し、熱と酸素を完全にコントロールできている。」
「しかも、熱が逃げないように耐熱レンガを数種類使っている。
作る手間とコストがかかるから、普通メーカーはここまではできない。」

つまり、シンプルに原理を追求するやり方がこの人の強みなんだ。

仕事の仕方が生き方にも反映していて
・他人の真似をしないで自分で追求する。そのために調べる。
・原理や仕組みをつかんで本質を解決する。
・それも、できるだけ低価格で作る。低価格になるよう工夫する。

なんだ、仕事の仕方も生き方と連携していて、今回の転居になったんだ。
この人の強みは、決して大手のマネをせず、独自技術を磨くこと
人生も独自の価値観を追求して行動した結果だったんだ。

(つづく)
【次回予告】 転居は環境のリセット シニアが得るもの

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