黄金の15年No3 「小さい失敗のおすすめ」



クワイの田植えが終わった。
2日間にわたってのべ17人の応援を頼んた。
全くの手作業。一本一本を手で植える、炎天下の作業です。
さて、今年の失敗は?
土づくりの緑肥「スダックス」を植えたこと。
肥料になるし、土がふかふかになるし、収量が上がり、病気の予防になる。
いいことだらけのはず。
でも、田植えが終わって、失敗に気づいた!
有機物なので、分解の過程で生じるガス(メタンや亜流化窒素)が発生している。
田んぼを歩くと小さな泡がぶくぶく出ている。
根っこがガスで痛んで生育が止まっているのが見受けられる。
「全ての失敗を経験する。」と前回のブログで開き直ったけど、
今までを振り返ると田植えの失敗が多い。
1、初年度は、鴨が気が狂ったように食べてた。防鳥網の上に乗って、田植え地面まで下げてくっている。張り綱で補強したら、10数羽が共同で重さをかけてくっている。
2、2年目は、隣の田んぼの稲作除草剤で全滅して、ひと月後にシロカキなど全て植え直した。
3、3年目は、気温が高くて、クワイの目出しに失敗して多くを腐らした。
4、今年は、ガスで何度も苗の植え直し。
同じ失敗を繰り返していないのがせめてもの救いでしょうか?
皆さんも失敗して、諦めた例として、頑張って工夫した例をお持ちじゃないですか?
その諦めた例と諦めきれない差はなんでしょうか?
私の場合は、クワイはもとで(元本)をかけているから、未収穫は許されない。
少なくとも、プラスにはしたい。
黄金の15年をどう過ごすのか?
もとで(元本)を初期投資するのは悪いことじゃないですね。
勿論、失敗対策はします。今回のガス対策もしていた。それでも天候によっては発生することもあります。
黄金の15年は楽しみ方とリスクの大きさの天秤だと思う。
開山前の富士山登山で数名のシニアの死亡者は痛ましかった。
登山は自己責任、黄金の15年も自己責任。
自己責任だから本気になれる。リスクにも本気で立ち向かえる。
それに比べれば、クワイの田植え失敗なんて、小さい小さい。
これからリカバリーも効くし。
小さい失敗のおすすめでした。