黄金の15年No4 「人が幸せになる条件」


「IKIGAI 生きがい」 茂木健一郎著 恩蔵洵子訳 新潮社を読んだ
この感想とわが家の「いちじく」を見ながら書いています。
本書の最後の第十章に「人が幸せになる条件は?」と問われている
あなたはどんなことが浮かびますか?
教育・雇用・結婚・お金・・・・・
著者は「実際には、絶対的な条件はほとんどない」と
第七章に「人生の目的を見つける」の項では
全く実力社会の相撲の世界で成績が悪くても続ける力士を例に挙げて、彼らの「生きがい」を掲載している。
そして、どんな時代、どんな環境でも「生きがい」は見つけることができると結論づけている。
さて、黄金の15年を迎える皆さんの生きがいは何でしょうか?
私の生きがいの一つは、自然との接点です。
自然の自由さと対応力を感じることが喜びです。
写真のいちじくは、昨年植え替えして剪定した我が家のイチヂクです。
新しい木なので、勢いが強くて、全ての葉の付け根から実がついています。
ちょうど、数日前、長野県の友人から、
「今年もいちじく送ってください」とメールが来た。
昨年は、市場流通には絶対ない品を送った。
1、夏の盛りの雨が一番少ない時のもので
2、木なり完熟の品
でした。
いちじくの実を大きくするには水が必須です。夏にはポンプで散水します。
でも、味は薄くなる。おまけに、完熟前に収穫して流通時間で完熟させる。
これは、商品ロスをすくなるするための出荷基準です。
この2つを無視して、味を優先したものを送ったのでした。
その代わり、翌日届かないところには送らない。大玉でない場合もある。
しかし、味はとろりと甘く絶品です。
私が子どもの時は、熟れすぎて出荷できないイチジクを早朝6時ごろ木からもいで堪能したものです。
振り返ると、生きがいって身近にあって
その昔ながらの美味しいイチジクを今でも食べれるのは私の小さな「生きがい」なんだと気づいた。
欲しい方がいらっしゃったらお送りします。
いちじくとシャインマスカットを8月上旬に送ることにしました。